デジタル・スネーク・システムで使われているREAC ケーブルは、コンピューター・ネットワーク技術によって、マルチチャンネルのオーディオ信号を伝送することができます。
しかし、お使いになられる環境によっては、ごくまれにオーディオ信号にノイズが発生する可能性があります。
ノイズが聞こえる場合は、以下の点をご確認ください。
REAC ケーブルについて
REAC システムは、コンピューター・ネットワーク技術を使用しているため、ネットワーク・ケーブルの配線にあたっては一般的に次のような注意があります。
- REAC 接続に使用するケーブルは、必ず Cat5e(エンハンスド・カテゴリー5)規格に適合したものを使用してください。
- ケーブルの長さは 1 本につき 100m を超えないでください。
- ケーブルの被覆に傷や破れのあるものは使用しないでください。
- ケーブルに強い力を加えないでください。
- ケーブルを半径 25mm 以内で巻いたり、曲げたり、2 つ折りにしないでください。
- ケーブルを束にしてきつく締めつけないでください。
REAC ケーブルを製作するときの注意
REAC ケーブルを自作する場合は、上記の仕様を守っていただくほかに、以下の注意点があります。
- プラグ(RJ-45)には信頼性の高い規格品を使用してください。
- ケーブル内部のより配線(ねじり)をほどかないでください。
REAC 接続に使用するスイッチング・ハブについて
REAC 機器を接続するスイッチング・ハブは、次の条件を満たす必要があります。
- 100BASE-TX に対応した1000BASE-T(IEEE802.3ab、ギガ・ビット・イーサーネット)のスイッチング・ハブをお使いください。
- 双方向(全二重)通信をサポートしたスイッチング・ハブを使用してください。
- 直列で接続するスイッチング・ハブの数は4 台までにしてください。
- REAC ケーブルとスイッチング・ハブの接続部(コネクター)に抜けやガタつきがないかを確認してください。